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千の魔剣と盾の乙女

タイトル:千の魔剣と盾の乙女(小説:一迅社文庫)
作者  :かわぐちつかさ:川口士
絵師  :アシオ
デザイン:?
編集  :?

定番ファンタジー。
やや地味目な印象ですが、さすがに川口士の作品だけあって内容は安定してますね。

魔剣潰しの異名をとる少年が、しゃべる魔剣ホルプを手にして魔物と戦います。

魔王による人間界への侵攻で窮地に立たされた人類は、自分ごと魔王を封印した勇者サーシャの活躍と、大陸から都市を切り離して離脱するという方法でかろうじて生きながらえる。そして、それから150年魔物との戦いは続いている。
そんな世界で、並みの魔剣では力が強すぎるのか次々使いつぶしてしまう少年剣士ロック、魔法盾の使い手エリシア、練成士のフィルの三人は、魔剣の材料を求めて冒険をしている。

とまあほんとに定番ですね。
キャラ造形なども、基本的に定石どおり。突出して目を引く部分こそないものの先が気になる展開ではあります。軽めのノリですが、コメディ偏重ではないです。ところで未だにしゃべる魔剣が出てくるとついつい「エクスカリバーJr.」を想像してしまうあたりで歳がばれるというかそもそもこのネタに果たして何人がついてこれるんだろう(汗


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from monumenta librorum on 土曜, 2011/01/01 - 20:56

主人公の少年がしゃべる魔剣を発見してという非常にオーソドックスなファンタジー。オーソドックスではあるが、設定はかなり、凝っていて、興味深い。結構、ある意味ではありがちな...