名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

星図詠のリーナ

タイトル:星図詠のリーナ(小説:一迅社文庫)
作者  :かわぐちつかさ:川口士
絵師  :南野彼方
デザイン:?
編集  :?

ぶっちゃけ地味ですが、非常におもしろかった!
一言で表現すると、伊能忠敬のお姫様版です!

これぞ他では読むことの出来ない作品だと断言します。
もう赤枠おすすめいっときましょう!

イーデン王国の第5王女リーナは、地図作りが趣味。が、趣味とはいうものの亡き母直伝の精度が高い測量技術によって、その地図は父である国王も認めるほどのできばえ。
そしてリーナはある時、王国には100年前のものしか補完されていないマジェクの地図を作ることを国王から命じられ、勇んでマジェクに向けて出発するのですが……。

地図作りは一筋縄では行かず、偶々出会った傭兵のバールなどに助けられながら着々と作業を進めるリーナ。果たして地図は無事にできあがるのか?

アクションシーンがないわけではないんですが、基本的にはなんせ地図作りがテーマなんで”地味”です。
ですがリーナの飾らない性格や、地図作りに対する情熱の深さなどに触れ、最後まで読み終わった時には『読んで良かった!』と心から思えるはず。


この作品の名台詞

「本当に地図が好きなんだな、あんたは」
「自分が見たことのない世界について考えると、楽しくならない? どんなひとがいて、どんなものがあるのか、って」

→解説


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