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この広い世界にふたりぼっち 2

タイトル:この広い世界にふたりぼっち 2(小説:MF文庫J)
作者  :はむらてつ:葉村哲
絵師  :七草
デザイン:?
編集  :?

狼と少女の二人の旅路、等と書くといい感じのロードノベルのように思えますがところがどっこい。
戦うは容赦なく殺すわ、少女も人間やめてるわと非常に説明に困る展開目白押しな「現代神話」と表現するしかない物語……が1巻の内容でした。

続編となる今回は、いきなり冒頭で狼がいなくなってしまい口にはしないけど少女狼狽、捜索のために学園潜入……普通っぽい学園を送る、と言いたいところですが、やっぱりなんというかこう常に予想の斜め上を行く感じです。

MF文庫はたまたま応募される作品にそういう傾向のものが多いのか、はたまた選者の趣味なのか斜め上青春ストーリーが多く、これなどは代表格と言ってもいいかもしれません。
さすがに2巻となると、最初に読んだ時ほどの衝撃はありませんがそれでもやっぱり「なぜそうなる?」とツッコミを入れつつ読んでしまいますええ。

まあなんのかんの言いつつも、シロと咲希はいいカップル。


この作品の名台詞

「もしも、音亜が死んでしまったならば、あなたはどうしますか」
「何もしません」
「嘆きも、悲しみも、怒りもしない、ですか」
「夕凪は否定します。
夕凪は嘆き、悲しみ、怒るでしょう。しかし、音亜さまが死んだ瞬間から、それより向こう側の時間は全て、あろうがなかろうが同じ、無意味なものでしかありません」
「知っていますか。
時間が、確実に人の悲しみを癒すことを。
残酷なことに、どんな悲しみも、生きてさえいれば、必ず、癒されてしまう」
「夕凪は肯定します。
ですが、夕凪は否定します」

→解説


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from 愛があるから辛口批評! on 水曜, 2009/01/07 - 11:07

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