名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1

タイトル:生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あおいせきな:葵せきな
絵師  :いぬがみきら:狗神煌
デザイン:?
編集  :?

愛すべきバカな小説。だがそれがいい。
基本的に生徒会室の中だけで物語が進む、ちょっと珍しい形式。
生徒会メンバーのバカバカしい会話に笑い転げてください。笑いが欲しい人にはかなりのおすすめ。

ほとんどミスコンのごとき人気投票によって選ばれた生徒会長以下の生徒会メンバー4人(全員美少女)と、ただ一人もっとも成績優秀な者が望めば得られる生徒会入りの資格を「美少女に囲まれるハーレムだけが目当て」で猛勉強し、見事野望を実現させた万年発情期の副会長・杉崎鍵。
人間的にはいいところもあるけど、発情期なのはどうしようもないエロゲ的八方美人(笑)の杉崎と、ツンだけど子供っぽい生徒会長の桜野くりむを中心としつつ、毎度毎度くだらない日常が過ぎていきます。

内容はお約束なギャグから、他のラノベのパロとか、もうやりたい放題。
生徒会室で本音丸出しのラジオ放送したり、とにかくたまーにいい話になりかけても最後は落とします。
てか主人公の「鍵」って名前もまさか某エロゲメーカーから取ったんじゃなかろうか(笑)

電車で読むのはやや危険かも。


この作品の名台詞

「二人のクラスではどうだった? 皆、大絶賛だったでしょう!」
「う……
え、ええ……。大人気でしたよ」
「そうでしょう!」
いかん。これでつけ上がらせるのもまた、問題だ。
「ええ……そうですね。言うなれば、小学生のなりたい職業ランキングにおける、『会計事務』と同じぐらい、大人気でしたよ!」
「それ、人気なの!?」

「真冬ちゃんのクラスでも人気だったよね!」
「え。
は、はい。そ、そうですね……言うなれば、スーパー○リオブラザーズにおける、《逆さメット》ぐらい、大人気でしたよ!」
「それは本当に人気と言えるの!?」

→解説


「誰でもいいから付き合えって堂々と言う人間に、誰がなびくっていうの!」
「失礼な。誰でも良くはありません。ス○ーカー文庫的に言えば、『美少女以外に興味ありません』」
「可愛いなら誰でもいいってことでしょうがっ! あと、やるならせめて富士見ファンタジア文庫的なたとえで行きなさい!」
「一途なんです! 美少女に!」
「括りが大きいわ!」
「希少種ですよ、美少女」
「そういう問題じゃない! 複数の人間に告白している時点で、誠実じゃないのよ!」

→解説


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from 繝ゥ繝弱 on 木曜, 2009/01/22 - 01:55

逕溷セ剃シ壹

from たみはみた on 火曜, 2008/01/22 - 09:28

生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1) 作者: 葵せきな 出版社/メーカー: 富士見書房 発売日: 2008/01 メディア: 文庫 ★★★★★ まいじゃー推進委員会!さん...