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放課後のアディリシア 百億の魔女語り外伝

タイトル:放課後のアディリシア 百億の魔女語り外伝(小説:ファミ通文庫)
作者  :たけおかはづき:竹岡葉月
絵師  :中山みゆき
デザイン:?
編集  :?

百億の魔女語りの外伝。アルトの妹で、物語本編の鍵を握る人物でもありますが……

スピンオフとかいうレベルじゃないよ! めちゃくちゃ重要な話ばっかりだよ!

本編では今ひとつわからなかった、アディリシアという少女の実像がここに来てようやくはっきりみえて来ましたね。そしてアディ以外のジノやミルトンといった人物についてもここでわかります。

FBオンラインに連載された3話に書き下ろし1話を加えた四篇からなってます。
ジノの視点から、彼が乙種魔術研究会の部長であるアディリシアと出会い、さんざん彼女に振り回された挙句、彼女が厳しい戦いを決意する運命の日が起こるまでを描いてますね。
あのちょっとややこしい性格は元からだったのか!とか、ネリン出たよネリンかわいいよネリンとか、本編で出番の少なかったキャラがかなりフォローされているのはもちろん、事件の背景がいろいろわかるのでこれはもう必見という他ないですね。

……ところで結局、アディはどの程度ジノに対する好意を持ってるんだろう。うーん、よくわからん!


この作品の名台詞

「――ねえ、ジノ君。お願いがあるの」
「この間の貸しを返してもらうなら、今がいい」
「ジノ君の気持ちにつけこんでとか、そういうことは言わない。私とジノ君は対等よ。同じゴードン・ミルトン先生の教え子よ。最悪、私のこと嫌いになってもいい。とっても辛いけどそれでもかまわない。そのぐらいの気持ちでお願いするわ」
「だから」
「ジノ君、ジノ君、約束を守ってね。私はこれから沢山の人を敵に回すけど、あなたは私の味方でいてね」

→解説


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