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円環少女 (12)真なる悪鬼

タイトル:円環少女 (12)真なる悪鬼(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

あらゆる種類の魔法使い達が住まう三千世界の中で、唯一魔法が存在しない地球。
魔法使いからは「地獄」と呼ばれるその世界で、罪を負って地球に追放された魔導師の少女メイゼルと、悪鬼と呼ばれる対魔法使いのスペシャリスト仁。
苦難に満ちた二人の道のりを中心とした、独創的な世界観による魔法アクションも残すところ2巻。
物語も佳境です。

正直、きずながこの立ち位置になると1巻の時点で予想できた人は誰もいなかったのでは。
再演大系のチートぶりに戦慄。

とにかくこの巻の中心は完全に再演大系ですね。
どれくらいすごいのかを書いてしまうとネタバレになっちゃいますが、シリーズ途中でも幾度か再演大系のすごさについて書かれてはいたので、ストーリーの着地について最初から青写真はあったはずですが、まさかそこまでとは……。

それにしても、一度折れてからのエレオノールの聖人ぶりが際立ってます。むしろ「元」がつくようになってからのエレオノールの方が遙かに強いのでは。
そして、物語はどうしようもなくシリアスで一瞬触発の状況なのに、やっぱりそれでもメイゼルさんの嗜虐趣味は健在なのですね。……なんか不覚にもぞくぞくと……し、しませんよ?

まったく落としどころが読めないんですが、次で完結とのこと。
今から次の巻が出るのが待ち遠しい限りです。


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from 愛があるから辛口批評! on 水曜, 2010/09/01 - 20:36

円環少女 (12)真なる悪鬼 (角川スニーカー文庫 153-14) 作者: 長谷 敏司,深遊 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2010/08/31 メディア: 文庫 クリック: 2回 ...