名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/12/01 - の記事

本日の名台詞

「何が『友達百人できるかな』だ。そんなに友達がいる人間がまともなわけがない。人のことを真剣に気遣っていたわってあげられる人が、百人も相手にできるわけないだろ! せいぜい、数人が関の山だ。人間は地球の裏側だろうと、近所のスーパーだろうと、いつだって異邦人(エトランゼ)なんだ! 人を傷つけないようにして、自分ばかりが傷つく、こんな僕らのほうがはるかに正しいんだ! カラオケ行ったり合コンしたり人生に不安も感じずに楽しんでいる連中がバグってるんだ! お前ら、全員敵だ!」


タイトル:エトランゼのすべて(小説:星海社)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :庭
デザイン:?
編集  :?
キャラ :針塚圭介 (257 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

大学生活を描写する青春小説。
詳細については書影クリック。基本は「静」で、大事件などは起こりませんがささいな出来事を積み上げていくうちにやがて変化が……。おすすめ。

それでは台詞解説。
圭介も決して人間関係を作るのが上手くないですが、怒鳴っている相手は輪をかけてコミュニケーション不全だったりします。しかしまあ友達という言葉にいっそ怨念すら感じますね。

クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門

タイトル:クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門(小説:スニーカー文庫)
作者  :いしかわひろし:石川博品
絵師  :一真
デザイン:?
編集  :?

コアなラノベファンの間で評価の高かった耳刈りネルリシリーズの作者の新作が登場。

今度はぐっと一見さんにも読みやすくなり、それでいてスパッときれる言語センスは健在なラブコメです。
27世紀からやってきた謎の美少女・カマタリさんに、日本の未来を変えるためにとある少女を攻略せよ!との指令を受け、奮闘するお年頃なクズ少年・太一の明日は明るいか!?
コミカルなノリですが、実は一級の恋愛小説じゃないでしょうか! 赤枠オススメで。

2011年12月 の新刊情報

いよいよ講談社ラノベ文庫が創刊。
すんごい鉄板どころを揃えて来ましたねえ……ざっと作品紹介を見たけど、傾向的にも王道を意識してる? まあしばらく注視しましょう。
あとはノベライズが意外と台風の目かもしれません。おじゃ魔女どれみとかどういうことなの……

生徒会探偵キリカ1 杉井光
彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ 竹井10日