名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/12/28 - の記事

犯人は夜須礼ありす

タイトル:犯人は夜須礼ありす(小説:MF文庫J)
作者  :いとこうへい:伊都工平
絵師  :ろんど
デザイン:?
編集  :?

同級生を殺害して逃走中だったクラスメイトの少女を匿って幕を開ける物語。なんですが……話の着地が全く読めないという点においてミステリ好きにもおすすめしたい一作。

ストーリー展開が読めないことでは定評のある作者さんで、なにしろ「ああだいたい話の展開が読めた」などと思っていると、最後の数ページであっさりひっくり返してくるので油断が出来ないのです。
今回? もちろん安易に読めた、などとは思わない方がいいですよ?
おすすめです。

獅子は働かず 聖女は赤く 2 あいつも昔はイイ子だったのに

タイトル:獅子は働かず 聖女は赤く 2 あいつも昔はイイ子だったのに(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?

ストーリーラインそのものはけっこうシリアスなはずなのに、メインキャラのネジが数本ぶっとんでいるため独特の中毒症状があるハイテンションな会話が冴え渡るファンタジー(コメディ分多数)第二弾。

私はよく、コメディとシリアスをかぎりなく同時進行に近いレベルで押し通す例として川上稔と林トモアキを引き合いにしますが、ここに八薙玉造も加えて3強としてもいいんじゃないか、くらいには思ってます。

さて2巻は、と。
ユリウスの過去につながる新キャラ出てきました。