名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/12/19 - の記事

女子高生店長のコンビニは楽しくない

タイトル:女子高生店長のコンビニは楽しくない(小説:ガガガ文庫)
作者  :あけさかつずり:明坂つづり
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

主人公「が」とても残念なコンビニバイト物語。
様々な事情が重なった結果、女子高生店長のいるコンビニに女装して勤務することになった主人公が、幾度もばれそうになりながらも、なんとかバイトをこなしていくというもの。まあ主人公の目当ては、密かに片想いしていた女子高生店長の隣で働きたい!というよこしまな動機なんですけどね!

最初はあまりに短絡的で、すぐにキレるわ嘘はド下手だわといいところのない主人公に対し「こいつはアホか?」としか思えなかったんですが、慣れると楽しくなってきます。バカな子ほどかわいい、みたいな?  この点さえ許容できれば妙なゆるさが癖になります。条件付きでおすすめ。

背約のキャバリアー

タイトル:背約のキャバリアー(小説:一迅社文庫)
作者  :むつづかあきら:六塚光
絵師  :zinno
デザイン:?
編集  :?

あとがきによれば、コンセプトは「竹取物語」&「悪魔召喚もの」だそうです。基本的には定番な、現代を舞台にした伝奇アクションですね。
ただし、魔力を得るために毎度毎度ヒロインを裸に剥いて、体の何処かに転移した魔方陣にキスをするという意味不明の作業が発生するのが特徴です。

うんアホだ。わけのわからないギャグセンスが突然炸裂するのもおなじみで、一見普通なんですが出てくる小物とかが「なぜそこでそれを出した!?」と時々なります。(むろん褒め言葉ですよ?)

あ、ちなみに世界観が「灰とリヴァイアサン」と繋がっているらしく、ちらっと関係を匂わせる描写がありますので、シリーズファンの方はチェックをお忘れなく。