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銀盤カレイドスコープ vol.9 (9)

タイトル:銀盤カレイドスコープ vol.9 (9)(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かいばられい:海原零
絵師  :鈴平ひろ
デザイン:?
編集  :?

とうとう、大好きだったこのフィギュアスケート小説も終幕となってしまいました。

……読んでて鳥肌が立ってきました。
なにかこう神様が降臨してるかのような感じ。
あらためてこのシリーズ読んでてよかったと思いました。

最終的にこういう着地をしたんですが、アスリートの戦いを描写したもので、これ以上のものに巡り会うことは今後ないかもしれません。それぐらいに8,9巻の怒濤の展開はすごかった。
タズサは、リアは、ガブリーは、果たしてどうなったのか?

ネタバレが怖くて何も書けないんで、とにかく自分の目でお確かめをとしか言えませんが、もし積んでいる方はなるべく早く消化されることをおすすめします。すばらしい、この一言に尽きます。作者である海原零さんに100万の感謝を。


この作品の名台詞

なんで、壊しちゃったんだろう。

→解説


ふと、思った。
このスピンが終われば、魔法は解けてしまうのだろうか。気がつけば現実世界に戻っているのだろうか。
……あっという間のひと時。でも。
ここには全てがある。
私が私として欲するもの、全てが。
無限の祝福に包まれて……報われ、許され、愛される。
それは泡沫、氷の夢園……。
たとえ曲の終焉と共に消えてしまうのだとしても。
確かなことがひとつだけ。
……ほら、見てよ。
ガラスの靴が履けるのは私だけ。選ばれたのは私だけ。
そう。
この世界にはふたつのものしかない。即ち。
桜野タズサとそれ以外――

→解説


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from ラノベ神髄 on 日曜, 2006/12/03 - 23:26

打倒リアをマスコミに宣言したタズサ。
サーシャ達の憩いの場であるスケートリンクの閉鎖問題も絡んで、ますますプレッシャーは高まっていきます。
しかもリアに直接宣戦布告まで...