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人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫 た 1-)

タイトル:人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫 た 1-)(小説:ガガガ文庫)
作者  :たなかろみお:田中ロミオ
絵師  :山崎透
デザイン:?
編集  :?

毎回全く違う顔を見せてくれる「人類は衰退しました」シリーズ。
今回もやってくれましたよ!
まさかの学園小説!
そしてオールドゲーマーは涙なしには読めないゲーム展開!

いやはや、この引き出しの多さに対する総合評価も加味して赤枠おすすめで。
未読の方! このシリーズは今からでも手を出しましょう!!
SF者の方には、「文化助手器」なんて興味ないですかい?

今回は、わたしの過去が語られます。
今はとても優秀とは思えない割とゆるゆるな毎日を送っている調停官の「わたし」ですが、実は過去の学校時代は今からではあらゆる意味で想像つかない生活を送っていたんですねえ……
しかもその内容は変幻自在。
いじめがあるかと思えば、一転してお茶会になったり、さらにはまた一転したり。
とにかくシュールだったり、一転してストレートに泣かせたりともう予測がつきません。
「文化助手器」が出てきたのにはやられました。うわー、なんというSF者殺し!

後半は、ゲーマー、それもゲームの黎明期から追いかけているゲーマーには泣いて喜ぶようなストーリーが待ってます。
あえてその詳細については触れませんが、まさかドット絵を見ることになるとは思わなかった(笑)

妖精さんは今回控えめな活躍ですが、そうはいっても要所要所でやっぱりいろいろやってくれますええ。

今から次の巻が楽しみです。
今度はミステリ? それとも任侠ものとか? いやはや。


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