名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

蒼穹のカルマ8

タイトル:蒼穹のカルマ8(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たちばなこうし:橘公司
絵師  :森沢晴行
デザイン:?
編集  :?

超がつくくらいに大好きだった蒼穹のカルマシリーズがついに完結。
これからは何を頼りに生きていけばいいのか……。すいません、ちょっと大げさに言いました。

いつもの通りのハイテンションで暴走しつつも、綺麗にばらまきまくった伏線も回収して最後まで見事な構成で魅せてくれました!
すごくバカで、けれども非常に完成度の高いシリーズをありがとう!

1巻の原点に立ち帰るかのように、再び有沙の授業参観が!
張り切る駆真、そして冬香。さらに親以外も参観できるとわかり、槙奈やウタなども呼ばれ総力戦の構えだったが、当日になって駆真が召集したメンバーがことごとく都合が悪くなってしまう。そこで駆真がとった策は、すべてのトラブルを解決してしまうこと!

いやあ、最後にふさわしいまさにオールスターな幕引きでした。
それと、バカな内容に隠れがちですがきちんと伏線を畳みきる手腕は健在で実に上手いなあ、と。間延びしないいいところでの完結でした。
ああ、もうカルマさんにあえないのはすごく残念がりますですが、今後はデート・ア・ライブを楽しめ、ということですね。ぜひそうしたいと思います。


この作品の名台詞

【小さき、者。貴様に、勝ちの、目は、なかった、はず。ーー貴様は、何故、そこまで、する。何故、その、非力なる力で、我に、挑んだ】
「知れたこと」

「全ては、授業参観のために」

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