ペイン・キャプチャー
作者 :わたなべこま:渡部狛
絵師 :よし☆ヲ
デザイン:?
編集 :?
めずらしく主人公が主人公らしい話。
「能力者と痛みを共有する」という特殊な能力を持った少年・鉄が、捜査六課の警官として能力者による犯罪を追っていきます。
思ったよりかなり読ませてくれました。
この手の話だと、たいてい主人公は流されるままとか強すぎるヒロインのおまけ扱いになってしまうところ、この作品ではしっかり身体を張って活躍してます。
その分萌え成分はかなり控え目になってますが、でもおすすめ。
痛みを共有する能力というのが、分かったようでわからないと思いますがそこは読んでいけばすぐわかります。
ほんと、文字通り身体張ってますええ。
設定的にちょっと都合がよすぎかなと思う部分がなくもないんですが、それをねじ伏せるだけの魅力がありました。
物語もバラエティに富んでいてその辺も好感度アップ。個人的には第4話がよかったです。アメリカB級映画みたいなノリでニヤニヤ。
上でも書きましたが、ヒロインはあまり前面には出ず。
あとがきからすると、これでも補正して女っ気を足したんじゃないでしょうか(笑)
ともあれ気に入りました~。
この作品の名台詞
「……こんなクズでも命懸けで守らなきゃいけないんだ」
「……お前は守ってるだろ? 今までも、これからもな。
いつだってだ。だから俺がお前に言う事は一つだ。良くやった」
「……オッサンに褒められても、嬉しくないよ」
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