名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

黒鋼の魔紋修復士2

タイトル:黒鋼の魔紋修復士2(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :ミユキルリア
デザイン:?
編集  :?

肌のいたるところに魔紋を刻み、それによって魔法を発動させるーーそんな魔法士の中でも大陸全体で十二人しかなれない神巫に選ばれた少女と、少女を護衛し魔紋を修復する紋章官を主役にしたファンタジー。
有能だけど口が悪く愛想のないディミタールと、魔法の才はほんものだけど考えなしでうかつでその上素直じゃないヴァレリアのコンビが心地いいです。まあいまんとこ、コンビというより、ディミタールは専らヴァレリアのお守役ですが……。

なんか粗相をやらかすたびにディミタールに正論をかわいげなく言われ、「キーッ!!」となるも、言い返せずじたばたするヴァレリアは本当に可愛いですええ。

隣国のビラノバで、魔法工学が密かに研究されているとの情報を得て、アーマッドからはヴァレリア、そしてもう一人の神巫であるカリンが派遣されることになる。果たして、ビラノバではなにかが行われているのか……。

ほんとにヴァレリアはいいいじられキャラですねえ。周りの人間が有能なうえに弁舌が立ちすぎてひたすらやりこめられてるのがもう、ね!
そして新キャラのカリンさん。なるほどクール枠ですねわかります。
物語はオーソドックスですが、そこはベテラン読んでいてもさすがの安定感です。


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