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魔王なあの娘と村人A 2〜牛と勇者とパンプキン〜

タイトル:魔王なあの娘と村人A 2〜牛と勇者とパンプキン〜(小説:電撃文庫)
作者  :ゆうきりん
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

ぶっちゃけラブコメです。
ただ、このシリーズは設定がおもしろいんですよね。
世界には、<個性者>と呼ばれる特別な能力を持った子供達がいて、大人になるとそれぞれの個性にあわせて<勇者>や<魔法使い>として別の世界に行き、物語世界に行き、それぞれに与えられた<名>通りの力を発揮する。その働きはこちらの世界に利益をもたらすので、個性者たちは特別扱いを受けている。また個性者たちは、魔王、勇者、村人といったカテゴリによって行動に影響を受ける……

なにやら長いですね。大事なのはここ。
魔王、勇者などは普段一般人を個別の存在として知覚してないが、主人公は個体識別されて会話とかもできるんだよ! 特別扱いだよ! とまあそういうことです。
前巻で設定は出たので、2巻は主人公を挟んで、勇者と魔王の三角関係ラブコメをやってますええ。

うん、というか実は一発ネタかなあとも思ってたんですけどね?
基本、設定が設定だけに魔王とか出てきても絶対に世界の危機にはならなさそうなんで、むしろゆるーく魔王に癒される話だと思って読むのがよさそうです。
名前覚えてるはずなのに、いちいち村人Aさんと言い直すのがなんかかわいいですね。


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