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イヤになるほどヒミコなヤンキー

タイトル:イヤになるほどヒミコなヤンキー(小説:電撃文庫)
作者  :あいはらあきら:相原あきら
絵師  :堀愛里
デザイン:?
編集  :?

これはまたなんというか……

主人公は幽霊嫌いの元ヤンキーでいろいろあってキャバクラ務め、最後は腕力にせよ人の悩みを解く鍵となるのは手相。なんでしょう、特徴を三点挙げただけで漂うこのマイナーなオーラは。

どうもこの作者さんは、無意識に呼吸をするかのように王道外しする傾向があるんじゃないでしょうか。今までの作品はほぼ読んでるだけにそうとしか思えない。
話としては、それなりに熱くおもしろかったです。

キャバクラに住み込み勤務の元ヤンキー・叢雲カズヤ。霊感は強いが幽霊は嫌い。が、ふとしたことから占いが得意なヒミコと名乗る幽霊少女に取り憑かれてしまう。そして困った人を救いたがるヒミコのお願いにより、嫌々ながらも人助けすることになる。

お店のキャバ嬢にはじまり、悩みを持つ女子高生、高飛車なお嬢様などなど関わる人を救います。口ではなんのかんの言いつつ、根はいい人なカズヤの腕っ節が炸裂します。
作中に出てくる手相占いは、きちんとデータに基づいたものみたいですね。まあそれだけに地味になってる面はありますが……。


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