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赤の9番“隷従”

タイトル:赤の9番“隷従”(小説:電撃文庫)
作者  :あいはらあきら:相原あきら
絵師  :カズオキ
デザイン:?
編集  :?

これは……ゲーム小説なのは間違いないんですが……なんというかキャラがね。
どS少女&妄想癖が強い上にMっ気のあるいじられ少年コンビという実に濃ゆい組み合わせなんですよねこれが。

ゲーム展開よりキャラの印象がとにかく強烈でした。
なので、この癖の強さがOKならば読んでて楽しいかと。
あ、ちなみにゲーム小説だと人の悪さと向き合うことが不可避ですが、土橋作品ほどは黒くないです。

妄想癖があっていつもぼんやりしている高校生・木下つくしは、ある日ネットでクラスメイトの小田かずさが書いたと思われるブログを発見する。そこには「私は赤の9番『隷従』です。至急私にベットしてくれるプレイヤーを探しています」という記述が。
そこからかずさはゲーム好き→仲良くなれるかも?というつくしの妄想がはじまり、それをきっかけにかずさと接近して……いつの間にか『運命ゲーム』に巻き込まれることに!

ゲームの内容についてはここでは触れませんが、土橋作品よりは白いものの真っ白というわけにはいかず、それなりには人が悪いです。
まあそれはおいといて。
どSだけどツンデレ入ってるかずさと、天性のいじられMで流されやすくすぐ騙されるけど妙なところでつっぱるつくしの組み合わせは。最初はどうにも落ち着かないものを感じるんですが、だんだん癖になるというかなんというか(笑)


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