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空色パンデミック2

タイトル:空色パンデミック2(小説:ファミ通文庫)
作者  :ほんだまこと:本田誠
絵師  :庭
デザイン:?
編集  :?

夢が胡蝶か、胡蝶が夢か。
読んでて、空想が現実かわからなくなるというそんな気分が味わえます。

空想病。
いわゆる中二病的な痛い設定の妄想を現実だと思い込み、それを周りの人間にも感染させ、てしまう病気。この病気の患者による空想が騒動の元になっていきます。

まさかの続編ですが……いやはや。

またしてもきっかけは結衣の妄想から。
ただ、これがややこしいのは前回のオチが効いてるからですね。
夢オチを想像してもらうとわかりやすいんですが、例えば全開夢オチだったけど、「今回は夢オチじゃない! 現実だ!」と言われて「はいそうですか?」と素直にうなずけるものか?
かくて読者は、目の前で展開されている中二病全開の痛いRPG的世界が空想なのか現実なのか完全に疑心暗鬼に陥りながらうんうん唸るしかないわけで。

これはもう作者側の思うツボというやつなのでは?
参りました。
しかしまあ……中二病なストーリーって疲れますねえ>遠い目 


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