名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

空色パンデミック4

タイトル:空色パンデミック4(小説:ファミ通文庫)
作者  :ほんだまこと:本田誠
絵師  :庭
デザイン:?
編集  :?

現実か、はたまた空想か。空想病というやっかいな病気を巡る物語、ついに完結!

いやー、最後にふさわしく今までに輪をかけて、どこまでが空想でどこまでが現実なのか読めば読むほど混乱してくる展開でしたが、非常におもしろいストーリーだったと思います。ショートストーリーを合わせても全5巻という、一気読みに向いた分量なので、未体験の方もこの機会にぜひ!

最近仲西景がちょっとおかしい……。
そんな感じの出だしから、徐々に仲西の様子が深刻化していきます。例によってあまり踏み込んだことを書くと、ネタバレ著しいんでやめておきますが、ある意味最強難度かも。
なぜなら今までの空想は、主に中二病全開な物語だったので一応現実を疑いつつもなんとなく察しがついたんですが、今回は空想と現実の境目がものすごくわかりずらい! 現実と空想の相関図がほしくなるくらいややこしかったんですが……最後はみんなが笑って終われるような幕引きでよかったと思います。

それにしても、青井は大活躍でしたねえ。ぶっちゃけヒロインの由衣を完全に食ってたと思う。青井かわいいよ青井。青井フィーチャーの短編なら、おかっわり何杯でもいける!


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