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シャドウ・ホームステイ

タイトル:シャドウ・ホームステイ(小説:一迅社文庫)
作者  :みずぐちたかふみ:水口敬文
絵師  :熊虎たつみ
デザイン:?
編集  :?

突然部屋の中にできた光の樹から生まれた全裸の少女になつかれてしまった!

無垢な状態の女の子の面倒をみることになる、というのは黄金パターンといえますが……
佳夜だけでなく、幼なじみの文乃も、恋に対する一生懸命さにきゅんきゅんきますよ!
ということで黒枠おすすめで。

ごく普通の高校生・加賀原結人は、ある日自分の家の部屋で光の樹が育ち、全裸の少女が産まれるのに出くわします。赤ん坊のようになにも分からず、人ではあり得ない特殊な力を持つその少女になつかれてしまう結人。見捨てることもできず、少女に佳夜と名付け友人の協力も借りて面倒を見ることになるのですが……。

片時も結人のそばを離れようとしない佳夜が、急速に心を発達させて「自分のため」から「結人のため」に行動しようとする様子、めがねにおさげ、冷静でかわいげのない口調、でも内面はかなり恋する少女!の幼なじみ・文乃の空回りっぷり、ちっとも結人に告白できずに焦る文乃を焚きつける圭吾。
キャラの揺れ動き移り変わる心情描写がお見事。
佳夜が徐々に恋する少女になっていくのもそうですが、今まであと一歩が踏み込めずにいた文乃が強力なライバルの出現によって焦っている様子がものすごくよく伝わってきます。文乃がんばれ!とエールを送りたくなりますね。文乃かわいいよ文乃。


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