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猫は勘定にいれません、もちろん家にもあげません

タイトル:猫は勘定にいれません、もちろん家にもあげません (小説:一迅社文庫)
作者  :みずぐちたかふみ:水口敬文
絵師  :たろプン
デザイン:?
編集  :?

へ、へ、変態だあああああああ!!

これは強烈。ヒロインが二人いるんですがどちらもぶっちぎりに変態です。
なにしろメインヒロインは主人公の汗フェチなんだぜ?

たいていのラノベにおいては、なんだかんだいっても笑って済ませて終わる「変態」描写ですが、これはもう一線を明らかに突き抜けていて引くレベルで、しかも主人公の都合とかお構いなし。
わかりやすくいうと、人によってはめちゃくちゃ嫌う理不尽暴力ヒロイン、あれを暴力ではなく変態に置き換えたようなものなので、そういうのが駄目な人は読まないほうがいいです。

ただ、オンリーワン作品なのは間違いないので変わったものに目がない人はぜひ。

主人公は特殊な体質の持ち主で、極端に太りやすく、そして痩せやすい。
そんな主人公が、動物の飼育小屋当番に当たって掃除しようと小屋の中に入ったところ、既に先客が。小屋の中で動物と一緒に少女が眠っていたのだ。その少女は起きるなり、主人公の汗に猛烈に反応して迫ってくるようになる……。

以降、汗フェチ少女につきまとわれるんですが主人公の都合などお構いなしに、たとえ窮地に陥れてでも自分の欲望を満たそうとしてきます。汗を舐めるとかもうどんだけだよ!
主人公の姉も含め、二人のヒロインともが自分の欲望最優先なので、純粋なラブコメとして読むにはたぶんちょっと引く可能性が高いんで、その辺を覚悟の上でおよみください。いやまあなんというかすごいの出したよね……


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