名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ウィッチマズルカ (2). つながる思い

タイトル:ウィッチマズルカ (2). つながる思い(小説:スニーカー文庫)
作者  :みずぐちたかふみ:水口敬文
絵師  :すまきしゅんご:すまき俊悟
デザイン:?
編集  :?

麗しき姉妹愛はいいなあ、友情っていいなあ、親っていいなあ、と思わせてくれます。

いわゆる魔法もの。魔法を使うには、血筋とそれなりの手順と、そして使われる魔法を上回る価値を差し出すこと。いわゆる等価交換にすらならないというところがポイントです。
……が、このシリーズで注目していきたいのは魔法うんぬんよりも、血こそ繋がっていないけれどそんなことは関係なく強い絆で結ばれた姉妹愛や、頼れる親、そして得がたい友情などの描写です。
もう大満足ですよ! 血が繋がっていないばかりに、姉であり続けようと肩肘を張り続ける夏咲の想いとか、ダラダラなように見えてしっかりと信頼を得ている母親とか、不器用なりに一歩ずつ前に進んで友情を築こうとするひなたとか、これは魔法アクションなんてあんまり興味ないなあ、という人にもおすすめしたいところですね。
 


この作品の名台詞

「――で、どうして夏咲はそんなに沈んでいるの?」
「…………!?」
「ん? どうして分かるのって顔してるわね。自慢じゃないけど、あんたの母親を世界で一番長くやっているのは私よ? それぐらいすぐに分かるって」

→解説


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from ラノベ365日 on 金曜, 2006/11/10 - 01:36

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