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カンピオーネ! 5

タイトル:カンピオーネ! 5(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たけつきじょう:丈月城
絵師  :シコルスキー
デザイン:?
編集  :?

雑魚との戦いなどスルー!
強大な異能の力を得た『神殺し』の少年・草薙護堂が、この世に顕現したまつろわぬ神との戦うアクション。古今東西の神様についてかなり深いところまで突っ込んだ蘊蓄が語られ、しかもそれが言霊として神の正体を暴いて力を削ぐという目的に繋がっています。非常に上手く、しかも魅せる方法ですね。

それでいて『英雄色を好む』というお約束もばっちり押さえてあって(実際には護堂はいいように振り回されてるのですが、やる時はやる子です)、どんどんハーレム化に拍車が!

今回は、やや箸休め的なところがありますが、新キャラとして新たな媛巫女が登場、さらに護堂の周りが賑やかに。
すっかりポジションとして、エリカが愛人、リリアナが近衛騎士、祐理が正妻、ただし主導権を握るのは常にエリカ、というポジションが定着した感があります。
ああ、リリアナさん健気。エリカにいいように操縦されているのがまたかわいいというかなんというか。

これでも十二分に賑やかだというのに、さらに!
ああいやいやこれ以上は言いますまい。実際に読むべし、ですね。

しかし、興味深いのはハーレムラノベって、たいてい主人公を取り合って終わり無き潰し合いが始まるんですが、カンピオーネ!のヒロインズは英雄に仕えようというだけあって、器の大きさが違いますね! お互い自分が一番でありたいとは思っているけど、何が何でも護堂を独占することに固執しないあたりが読んでて気持ちいいです。
まあ、護堂に一見都合がよく見えますがこんな状況、並の胆力で乗り切れるとは思えないので、正しく英雄たる器……なんでしょうたぶん。


この作品の名台詞

「エリカ……絶対におまえを手放さない。だから、約束しろ。
必ず俺のそばに……命がなくなろうと、世界が終わりを迎えようと、この世の神様全部とケンカすることになろうと、最後まで俺のそばにいると誓え」
「あなたまさか、あの化身に目覚めたの? ついにウルスラグナの全てを掌握したのね!?」
「ごちゃごちゃ言わなくていい。誓うのか、誓わないのか、今すぐに決めろ!」
「もちろん誓うわ! 世界が滅ぶその日まであなたの隣にいると、わたしの全てを懸けて!」

→解説


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from 愛があるから辛口批評! on 土曜, 2009/11/28 - 09:35

「あいかわらずキスがエロい、しかも3発だと」 と想った第5巻でした。    今回は、敵が神でもカンピオーネでもないということでバトル分は少なめ、その分、ラブコメ分が大目で...