名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

薔薇色にチェリースカ 4

タイトル:薔薇色にチェリースカ 4(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かいばられい:海原零
絵師  :ネツマイカ
デザイン:?
編集  :?

マシュテバリ学園に入ったものの弱みを握られ、理事長の犬としてこき使われている少年・綺羅崎ヒロ。学園を牛耳る生徒組織・優生会に狙われ逃げる中で、正体は蛇で、少女の姿に変身し言葉も話す謎の存在・チェリースカと運命の出会いをする。
優生会と幾度と無く対決する中、ヒロはいつしか両親の死にも関わる重要な機密に迫る……?

今巻は相当盛り上がってます!
優生会副会長とヒロ、まさかの立場逆転!?

やっぱり、作者の人は桜野タズサでもそうでしたが、品行方正な人物よりもダーティな一面を持つダーティ・ヒーロー描写が圧倒的に冴えてます。
優生会しかり理事長しかり、もちろん主人公のヒロとてお上品さとは縁のない性格なんですが、これが実にいいですね!

にしても、次で最終巻とのことですが……これあと1巻で決着つくんでしょうか(汗

以下完全に今回のネタバレ。
まだ読んでない人注意!
準備おk?

さて。
しかし、まさか副会長のアイスヒルとなりゆきとはいえ一緒に行動し、何度も助けてしまうとはヒロって意外にお人好し……というか、そういう人間だからこそチェリースカを助けようなどと思ったんでしょうけれど。
しかもあのラストの展開。
ひょっとしてひょっとすると、アイスヒルに恋愛フラグ立ちかけてる!?
あああ、こんなにおいしいネタがあるというのに次が最終巻とは切ない……せめてアイスヒルがどう変わるのかだけはしっかりと目に焼き付けたいものです。いやはや、しっかしこの展開は予想できなかったなあ……。


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/3164