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彼女は戦争妖精 1 (ファミ通文庫 う 1-6-1)

タイトル:彼女は戦争妖精 1 (ファミ通文庫 う 1-6-1)(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :フルーツパンチ
デザイン:?
編集  :?

新しいロリ幼女ヒロインが誕生!
……ただし、描写的には割と上品で微笑ましい描写が多いので危険度(ってなんだ)は低いと言えますが(笑)

ある時、自宅を訪問した同級生の少女をやや焦って早めに帰した愛想のない少年・宮本伊織。
それもそのはず、自宅の2Fのクローゼットにまるで人形のように綺麗な美少女が拘束されていた!?
突然一人暮らしも同然の家にやってきた、自らを「妖精」と名乗る少女・クリス。かくして波乱な日常がスタートすることに……
あまり萌えとかを前面に出してはいませんが、既に設定そのものが反則気味の上(笑)、ベテランなので各種描写が安心して読める現代ファンタジーアクションです。おすすめ。

なんといってもクリスという存在そのものが大きいですね。
腹ぺこ魔神というか、しゅっちゅうお腹を空かせては伊織にまとわりついてます。そして見た目は10歳くらいだけど、その中身はさらに子供っぽいので……ある意味よけいに破壊力は高いと言えるでしょう。露骨な萌えを狙った描写ではなく、ほんとに手の掛かるけど裏表のない憎めない幼女、といった感じに描かれているので女性の方にもおすすめできる一冊です。幼女パワー強し。

もして、もちろん自らを「妖精」と名乗るだけあって、クリスにはとある大きな秘密があって伊織も否応なくそれに巻き込まれていくことになるのですが……それは読んでのお楽しみということで。


この作品の名台詞

「おい」
「ぷぁい?」
「自分の頭も満足に洗えないやつが、こんなにだらだらと髪を長く伸ばしているなんておこがましいと思わないか?」
「え?」
「こんなに髪が長いとおまえも髪を洗うのがたいへんだろう? いっそ短くしたらどうだといってる」
「イヤ」
「……じゃあこの先どうする?」
「えとね、毎晩イオリが洗えばいいよ」
「じゃあおまえは代わりにおれに何をしてくれるんだ?」
「んとね、えとね、代わりにイオリのごはん食べてあげるー」

→解説


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