レーベル別
07/02/16 - の記事
狼と香辛料 (4)
投稿者: tonbo 投稿日時: 金曜, 2007/02/16 - 05:35作者 :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師 :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集 :?
行商人ロレンスと、狼の化身である少女・ホロの旅路を描いたロードノベル。ただし、中世のファンタジーな世界観を持ちながら経済要素を取り込んだ希有なライトノベルです。
武力ではなく、商人としての才覚を駆使しての逆転劇が非常に魅力的。また、ロレンスとホロのやり取りも秀逸。ホロは賢狼として、長い時を生きてきたために海千山千な会話術を誇り、いいようにロレンスをあしらうのですが、でも時にのぞかせる信頼の証がなんとも素晴らしいのですよ!
なお、4巻では雨降って地固まったバカップル(笑)のつつきあいです。説明としてかなり間違ってるように思いますが、必ずしも間違ってるとも言い切れなかったりして。
07/02/15 - の記事
E.a.G.
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2007/02/15 - 06:00作者 :しばむらじん:柴村仁
絵師 :也
デザイン:?
編集 :?
「我が家のお稲荷様」シリーズの作者さんの新作。
設定はいろいろ謎なままなんですが、話自体は一冊でわりと綺麗に終わっているので意外と単発? 少なくともシリーズ化についてあとがきでは言及されてはいませんでした。
ちょっとハードボイルド風なところのある伝奇アクションです。
異世界から「敵」の殲滅のためにやってきたその「男」は、知り合いの少女の体に憑依。その少女のことが気になってしょうがないゴドーは、事態の解決までその男・Dの行動を監視と称してついて回ることに……。
少女の体に憑依しているのが男なのに、体は少女のままなので「月のもの」がやってきて、本人そっちのけで大慌てしていたりといった描写がなんだかおもしろかったですね。これもある意味TSものとも言えるのかな?
ただ、前述したように設定は一切がっさい謎なままなので、そういうのが気持ち悪い人は手を出すのは注意した方がいいかもしれません。
悪魔のミカタ666スコルピオン・オープニング
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2007/02/15 - 05:40作者 :うえおひさみつ:うえお久光
絵師 :藤田香
デザイン:?
編集 :?
驚異的なペースで刊行されあっという間に13巻出て第一部完になった後、ずっと音沙汰が無かった悪魔のミカタシリーズが二年半の時を経て帰ってきました。
いやめでたい。
さて、そんなお久しぶりなシリーズなんですが……初っぱなから飛ばしてます。
いきなり思春期の男の子の煩悩炸裂。さあ果たしてこの煩悩に智恵の実は関わっているのかいないのか? それは読んでのお楽しみ。
それにしても、このシリーズでわたしは真嶋綾先輩がお気に入りなので、この巻でかなりの活躍を見せてくれて非常に嬉しいです。がんばれ綾先輩。
07/02/14 - の記事
ミミズクと夜の王
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2007/02/14 - 06:30作者 :こうぎょくいづき:紅玉いづき
絵師 :磯野宏夫
デザイン:?
編集 :?
第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作。
表紙絵でなんとなく想像がつくかもしれませんが……
新人離れした完成度のある、大人向けのおとぎ話です。
2007年2月 の新刊情報 GA文庫
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2007/02/14 - 00:00ポリフォニカの新刊がまたしても出ます。
ポリフォニカは毎月何かしらの新刊が出ている状態で、複数作家によって回すシェアードワールド展開だからこそ可能な販売方法なわけですが、ファンの囲い込み戦略の一つとしてこの先どうなっていくのか興味深いところ。
クリア・ヴォイス 飯田雪子
クレイジーフラミンゴの秋 誼阿古
EX! 織田兄第
神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう 築地俊彦
戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢 花田一三六
07/02/13 - の記事
世界平和は一家団欒のあとに
投稿者: tonbo 投稿日時: 火曜, 2007/02/13 - 06:10作者 :はしもとかずや:橋本和也
絵師 :さめだ小判
デザイン:?
編集 :?
内容を一言で的確に表現したタイトルです。
世界平和のために戦う正義の味方一家の話なんですが、ただしアクションはついでみたいなものでメインとなっているのは家族愛。
好き! 個人的に家族もの大好きなんです。吉永さん家のガーゴイルとか神様家族とか、古いところだと桐原家の人々とか家族計画とか(一個妙なタイトルが混じってますが、細かいことは気にしたら負けです)
というわけで家族もの成分を存分に満喫させていただきました。
07/02/11 - の記事
07/02/10 - の記事
学校の階段4
投稿者: tonbo 投稿日時: 土曜, 2007/02/10 - 17:00作者 :かいまたかあき:櫂末高彰
絵師 :あまふくあまね:甘福あまね
デザイン:?
編集 :?
既にかなり知名度はあがっている作品ですが、うちのスタイルは未読者向けに一からなるべくネタバレなしで紹介するものですので、しばしのお付き合いを。
「学校の廊下や階段で走ってはいけません」とは、社会の常識ですが、しかしそういう決められたルールをぶち破り、階段を突っ走り、さらには競走してみたい!!と思ったことがある人は少なくないでしょう。
これは、そんな学校の階段を駆け抜ける速さを競う部活「階段部」を作ってしまった高校生達の青春ストーリーです。
再度言います。ただのギャグとか一発ネタではなく、ちゃんとしたスポ根であり青春ストーリーになっているのです。ただのイロモノだと思っていた方は脳内情報を修正してくださいね?
こはや4巻まで来ると、普通にこんな部活動があってもいいんじゃないかと思えるようになってきました。実写映画になるそうなので、その出来が非常に楽しみ! 愛知近郊で上映されるなら絶対に見に行こうそうしよう。というわけで相変わらず4巻の説明を全くしてませんが、この間の主役は階段部一の頭脳派・三枝です。以上説明終わり。
死神とチョコレート・パフェ 3
投稿者: tonbo 投稿日時: 土曜, 2007/02/10 - 16:50作者 :かおうじんや:花凰神也
絵師 :夜野みるら
デザイン:?
編集 :?
死ぬはずなのに死ななかった「ソウル・イレギュラー」としての生を見逃してもらう代償に死神稼業を引き受けることになった少年と少女のラブコメ。
スタンダードな作りですが、とにかく読みやすいです。
07/02/09 - の記事
連射王 (下)
投稿者: tonbo 投稿日時: 金曜, 2007/02/09 - 05:00作者 :かわかみみのる:川上稔
絵師 :?
デザイン:?
編集 :?
スポ根小説ならぬ、シューティングゲームに対する静かな闘志を描いた……そうゲー根小説とでも言うべきもの。
シューターなら読め。そして、シューターでなくともSTGに対する興味を刺激されると思われる作品です。
炎のように激しい熱血さとはまた違う、静かに、しかし確実に燃え続ける魂の記録。
「なぜシューターが家庭用でなくてアーケードゲームにこだわるのか?」とか「ゲーム如きに真剣になってるのはなんで?」とかが少しわかるかもしれません。
ゲームという枠にとどまらず、自分は何かに対して本気になれるのか?というれっきとした青春小説です。恋愛要素も入ってますし。題材が題材なだけにどうがんばっても人を選ぶことは避けられないでしょうが、癖の強さという点では、「終わりのクロニクル」よりもむしろ読みやすいのではないかと思います。
ハードカバーだけに投資金額もバカにはなりませんが、それだけの価値はあります。以下に紹介。
2007年2月 の新刊情報 電撃文庫
投稿者: tonbo 投稿日時: 金曜, 2007/02/09 - 04:07新人作品がどばーっと出ます。どばーっと。
なお、今月妙にbk1出荷が遅かったのは先月の超フライングのペナルティ説が浮上してますが……真相やいかに(笑)。
ミミズクと夜の王《第13回電撃小説大賞<大賞>》 紅玉イヅキ
世界平和は一家団欒のあとに《第13回電撃小説大賞<金賞>》 橋本和也 扉の外《[第13回電撃小説大賞<金賞>》 土橋真二郎
なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。《[第13回電撃小説大賞<銀賞>》 樹戸英斗
07/02/08 - の記事
連射王 (上 )
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2007/02/08 - 05:58作者 :かわかみみのる:川上稔
絵師 :?
デザイン:?
編集 :?
まぎれもないシューティング小説、あえて言うとゲー根小説です。
野球もレギュラーを取れるくらいに上手いのに、どうしても心の底から本気になれない自分を自覚していた高校生・コウ。
そんな何事にもどこか冷めた彼が、ある日通りかかったゲーセンでシューティングゲームのワンコインクリアを目にしたことがきっかけで、徐々にシューティングゲームの魅力にひかれていく話。
2007年2月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2007/02/08 - 05:50今月は非常に富士ミスは静か。
ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・すりー 新井輝
かりん 増血記 (8) 甲斐透
07/02/07 - の記事
零式
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2007/02/07 - 06:20作者 :うみねこざわめろん:海猫沢めろん
絵師 :?
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
熱い! これは乾いた硬質な雰囲気を持ちながらも、実に熱い青春小説です。
どこにも心のやり場がなくあがき続ける少女達は、最後に何を掴むのか?
第二次大戦で国土へ原子爆弾を落とされ、帝国に敗北した神國。鎖国政策の名の下にバベルの塔じみた壁によって遮られた世界が舞台。ただ生きるだけの貧しい暮らしを強いられ、一部の人間は国粋主義者として徒党を組み始めている。一方で科学は発展し、バイクはリニアで走るのが当たり前の世にあってあえて原始駆動機(レシプロマシン)で走ることにこだわり続ける特攻少女・朔夜は今日もリニアに無謀な勝負を挑む……。
薔薇のマリアVer2―この歌よ届けとばかりに僕らは歌っていた
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2007/02/07 - 06:16作者 :じゅうもんじあお:十文字青
絵師 :BUNBUN
デザイン:?
編集 :?
ウィザードリィ的なRPG小説……なんですが、肉体の成長ではなく精神的な成長を描いている点がポイント。
出てくるキャラは割と最初から強い場合が多いけれど、逆に強さのインフレが起こってません。
さて、この巻では今まで謎に包まれていた主要キャラの過去話の短編集です。
特にカタリ! おまえってやつはほんとに漢だよ! 前の巻から脳内のカタリ株はあがりっぱなしです。
灼眼のシャナ 14
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2007/02/07 - 05:35作者 :たかはしやしちろう:高橋弥七郎
絵師 :いとうのいぢ
デザイン:?
編集 :?
(文案整理中)
いぬかみっ! 12
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2007/02/07 - 05:33作者 :ありさわまみず:有沢まみず
絵師 :若月神無
デザイン:?
編集 :?
(文案整理中)
世界の中心、針山さん 2
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2007/02/07 - 04:59作者 :なりたりょうご:成田良悟
絵師 :エナミカツミ
デザイン:?
編集 :?
bk1で出荷開始だー思って登録していたら、なぜか作品によって24時間出荷になってないものがありました。
登録した段階ではこれはアウトだったんですが、今はどうでしょうねえ……。
ちなみに本当は絵師はエナミカツミさんとヤスダスズヒトさんの最強タッグなんですが、上はブログシステム上の都合でエナミカツミさんのみになってます。
07/02/06 - の記事
オイレンシュピーゲル 1
投稿者: tonbo 投稿日時: 火曜, 2007/02/06 - 05:40作者 :うぶかたとう:冲方丁
絵師 :白亜右月
デザイン:?
編集 :?
「マルドゥック・スクランブル」「マルドッゥク・ヴェロシティ」が楽しめたなら、ぜひこっちも読むべき。
その際は富士見ファンタジア文庫のスプライト・シュピーゲルも一緒に。
ある程度は出すレーベルのことを意識して書かれてはいるものの、まちがいなく同質の空気を感じます。
抗いし者たちの系譜 再始の女王
投稿者: tonbo 投稿日時: 火曜, 2007/02/06 - 02:43作者 :みうらりょう:三浦良
絵師 :KIRIN
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
富士見ファンタジア文庫としてはかなりの異色作、完結です。
デビュー作がこれなので、今後にいろいろ期待したい新人さんですええ。
いきなりシリーズ序盤で、魔王が敗北するシーンからはじまり、それだけでもけっこう驚きではあったんですが、では魔王が人間に逆襲する話かなーと単純に思っていたら……ここからが作品の肝でした! けっこう大きいネタバレなのであえて言いませんが、まず間違いなく予想外です。「やられた!」という感覚
07/02/05 - の記事
僕僕先生
投稿者: tonbo 投稿日時: 月曜, 2007/02/05 - 06:06作者 :にきひでゆき:仁木英之
絵師 :?
デザイン:?
編集 :?
第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。
以前おすすめされた時に、割と早い段階でネット書店に注文してあったんですが、売れ行き好調らしく品切れになっていてやっと先日手にすることができました。ちなみに私の手元にあるのは四刷。
(年は経ているはずだけど)外見は美少女仙人と、親が裕福なのであくせく働く必要を感じないいわゆるニート青年の二人によるロードノベルです。
さすがに文章は洗練されてます。舞台が中国でしかも扱ってるのは仙人・道士の世界なためもあってか二人は基本的に流浪するのみで、何かを与えたり失ったりということがあまりない。こののんびり感覚が持ち味ですね。
ちょっと強引ですがあえて言うなら中華版キノの旅というのがもっともわかりやすいかと。
07/02/04 - の記事
ファミ通文庫の公式サイト完全リニューアル、各種短編などがどっさりです。
投稿者: tonbo 投稿日時: 日曜, 2007/02/04 - 06:45●ファミ通文庫公式サイト FB Online
実はリニューアル自体は1/29に既にされていたのですが、なかなかじっくり見に行けずとうとう報告が今ごろになってしまいました(汗
リニューアル第一弾のためかもしれませんが、やたらと豪華です。ざっと掲載されている短編を並べてみましょう。
なお2/9以降一部の作品の後編部分が追加されたり、適宜連載が追加されていったりする模様。
・狂乱家族日記 番外編
07/02/03 - の記事
月の娘 2
投稿者: tonbo 投稿日時: 土曜, 2007/02/03 - 05:20作者 :わたなべまさき:渡辺まさき
絵師 :山田秀樹
デザイン:?
編集 :?
魔女も魔法も出てくるのに全体としては和風なファンタジーという、たぶん読んでみないと雰囲気の想像がつかないであろう作品です。
一応アクションシーンもあるのですが、基本的に派手さはなく、登場人物もわかりやすい派手さとは無縁です。そのかわり丹念に土地の風俗や食事シーンなどを積み上げて、日常感覚の溢れる物語になっています。田舎はいいものです。
じんわりしっとりと染みてくるタイプのお話なので、できればのんびり読まれるのをおすすめします。ちなみにこの巻で完結。
くじびき勇者様3番札 誰が聖女よ!?
投稿者: tonbo 投稿日時: 土曜, 2007/02/03 - 04:45作者 :しみずふみか:清水文化
絵師 :牛木義隆
デザイン:?
編集 :?
くじびきのご神託で重要な物事が決定されてしまうソルティス教が勢力を持った世界で、運悪く?くじびきによって選ばれてしまった勇者とその従者が、がんばるというファンタジー。
とはいえ実際には肩書き上は従者のポジションである、宮廷料理人にして重度の研究依存症(笑)の少女・メイベルが主役です。
この作者の書く作品の共通事項として、設定が恐ろしく細部まで作り込まれているので、物語を楽しむのに世界観構築を重視する人におすすめ。
銀星みつあみ航海記 LOG.1
投稿者: tonbo 投稿日時: 土曜, 2007/02/03 - 04:06作者 :たかみかずゆき:鷹見一幸
絵師 :緒方剛志
デザイン:?
編集 :?
いつも通りの鷹見節全開。
今回はひょんなことから超危険な物質を遠くまで運ぶ羽目になった宇宙の運び屋が主役なSF。
それをダシにしつつ、例によって自分の職務を着実に果たす愛すべき公務員と、逆にマニュアル通りにしか対応のできない駄目公務員の姿を描写してます。
予定調和もいつも通りなので、安心して?読めます。
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