名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

さっち

09/03/21 - の記事

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!

タイトル:ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

とうとうROOMシリーズも完結です。……たぶん一緒に富士ミスの歴史も。
終わってみれば、影が薄いとばかり思っていた千夜子が、実は『聖母マリア』のごとき器の大きいすごい女の子であることが発覚し、反対に最初から駄目人間な健一は、さらに心底どうしようもない腐れ外道のトンチチ野郎だというオチがつきました。
ともあれ、シリーズ完結お疲れ様でした!

08/10/03 - の記事

ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?

タイトル:ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

とあるマンションの存在しないはずの13階。そこの鍵を手に入れた、いずれも大事な何かを見失って探している面々の日常を描いた青春ストーリー。
半ば会話だけで話が進んでいくのが特徴で、雰囲気に流されやすい少年・絹川健一が主人公の物語。
永遠に続くかに思われたマンションでの楽しい共同生活にも終わりが見えてきたようです。

物語もいよいよ収束に向かっているためか、健一のえっちは自重傾向の模様(笑
あ、そうそう。とうとう本編に鈴璃登場! ま、もうすぐ終わりなんですけどね?>酷っ

08/01/23 - の記事

ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・ふぉー

タイトル:ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・ふぉー(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

何か「欠けた」部分のある人間だけが手にすることの出来る、マンションの存在しない13階の鍵を持った住人達の繰り広げる青春ストーリー。
少し立ち読みしてもらえばすぐわかると思いますが、会話のテンポ・雰囲気といったものが独特で、そこが持ち味になってます。
エロゲチックというか、主人公がえっちな行為に及びまくっている割にはあまり背徳感がなかったり、でもやってることはやばやばだったり、作品がかなり会話文中心に構成されていたり、巻が進むにつれて人物同士のかなり複雑な関係が明らかになってきて「これはもう相関図いるんじゃないの?」ってな状態になってたりするわけですが……
そんな人物関係をより複雑にするショートストーリーです。

07/10/12 - の記事

ROOM NO.1301 #9

タイトル:ROOM NO.1301 #9(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

典型的なエロゲ主人公のような八方美人な行動をとる少年が、それでもなぜか敵を作らない話。
いやだって、結果だけ見たらまさにこういう話だし!
スクールデイズのすごすぎる結末を見て、「同じようなことやってても結末はすごく違ってるみたいだなあ」などと思ったのでした(笑)。
あ、今回とうとう物語が少し動きます。
それでも修羅場にならないあたりがこのシリーズらしいですええ。

07/03/19 - の記事

ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・すりー

タイトル:ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・すりー(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

すっかり読むのが遅くなってしまいましたが……相変わらずいい雰囲気なROOMの短編集です。
さて、とりあえずシリーズそのものの紹介をしておくことにしましょう。
よくこのシリーズは「えっちである」ことが引き合いに出されますが、その実体は同じくえろえろで知られる「かのこん」とは、かなり異なります。

06/10/08 - の記事

Room No.1301 (#8)

タイトル:Room No.1301 (#8)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

どこか心に問題を抱えた人間だけが鍵を手にして入ることの出来るマンション、ROOM1301。そこでのまったりとしてそれでいてえっちもある(笑)日常を描いたのがこの物語です。
どうしてもえっちに注目が集まりがちなこのシリーズですが、日常のなんともいえない会話のキャッチボール、それによって作られる独特な雰囲気こそがシリーズ……というか新井作品の肝であると思います。

なお、この巻ではとうとう物語が動き始めます。シーナ&バケッツがテレビの取材を受けることになり、それによって何かが変わっていくのですが……。その何かは読んでのお楽しみと言うことで。