名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)

07/04/27 - の記事

バニラA sweet partner

タイトル:バニラA sweet partner(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?

おもしろかった! 序盤からラストまで一気に読み終えました。
自分たちの置かれた状況を打開するのに、銃による実力行使という形しか選ぶことのできなかった二人の少女と、その深い絆。相次ぐ犯行。次第に彼女たちの正体に迫る警察。そして銃撃戦の果てに待つものは……。
ガンアクション+百合という構成ですが、過去に縛られて身動きの取れなくなり、銃によって道を開いたもののそれでも過去を忘れることのできない二人の少女の青春ストーリーでもあります。黒枠認定。

07/03/09 - の記事

多重心世界シンフォニックハーツ 下

タイトル:多重心世界シンフォニックハーツ 下(小説:スニーカー文庫)
作者  :ながもりゆうや:永森裕哉
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?

複数人格者であることが普通、むしろ持っている人格の多い少ないで人の価値が決まるような世界。その世界で虐げられている人格を一つしか持たない、あるいは自由に人格を変更できない異常体質の人々がそんな世界を変えるために立ち上がる、レジスタンス活動を描写していくSF。

読み終えた感想としては、設定はなかなかおもしろかったんですが、物語の構造上どうあっても人を選ぶ作品なのは避けられないのでご注意を。
同じ肉体を三人格で共有し、さらに名前も性格も全く違う……ということは単純計算で、登場人物数が通常の2~3倍にはねあがります。ぶっちゃけ名前を覚えるだけで一苦労でした。

07/02/18 - の記事

銀の手のシーヴァ ハカセとコトリ

タイトル:銀の手のシーヴァ ハカセとコトリ(小説:GA文庫)
作者  :たちはらとうや:立原透耶
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?

魔法文明での跡継ぎの責務を捨てて転移の魔法で逃げ出した王子が辿り着いた先は、目的地の「異境」ではなく、今まで存在を知らなかった機械文明の国。
行きすぎた機械文明の歪みは何を意味しているのか?とかそんな感じのファンタジー。
感情を持ったAI少女が出たり、作りとしては定番です。