名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ボクのセカイをまもるヒトex

タイトル:ボクのセカイをまもるヒトex(小説:電撃文庫)
作者  :たにがわながる:谷川流
絵師  :織澤あきふみ
デザイン:?
編集  :?

一読すればわかりますが、谷川流が心の赴くままけっこう好き勝手に書いてるシリーズです。
いわゆる現代ファンタジーの部類ですが、主人公や登場人物、時には作中の設定についても地の文でツッコミが入るような小説になっているので、好き嫌いは少し分かれるかもしれません。
あ、それと割と大きな要素だと思うんですが、作者の意向かはたまた編集の趣味なのか挿絵が狙ったようにことごとくエロいものばかりというのは……おもしろいからもっとやってください(笑) 電車で読むのがちょっとアレかもしれませんが。

正直ストーリーについては適当でいいと思うんですが、一応説明しておきましょう。平々凡々なだけが特徴の主人公は高校生。それがどこでどうまちがったのが、美少女剣士やロボット幼女の護衛がつくことになり、異世界から来た刺客に襲われたりもします。どうやら主人公には秘密があるようですが、本人はまったくの無自覚。いかなる時も主人公に張り付いて護衛をする異世界の少女にはちょっとばかしこちらの常識は欠けていて……さあどうなるってな具合のアクションファンタジーです。


この作品の名台詞

「いかん。もうこんな時間だ。急がねば遅れるぞ」
「え? 遅れるって、何に?」
「部活だ。わたしたちは帰宅部なのだろうが。急いで帰らねば部活動に支障をきたす」
「え……うん、まあ、それはそうだけど……あ。まさか、急がないといけない理由って、それだったの?」
「他にないであろうが」
「……いや、でも」
「たとえそれが些事なことなのだとしても。
入部したからにはわたしは活動を全うするつもりだ。急げ、巽。猫子。帰るぞ」

→解説


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