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アリス・イン・ゴシックランドIII 吸血機ドラキュラ

タイトル:アリス・イン・ゴシックランドIII 吸血機ドラキュラ(小説:スニーカー文庫)
作者  :なんぼうひでひさ:南房秀久
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

ホームズの妹、モリアーティ、ヴラド公、ハイド、ヘルシング教授、エレファントマン、ウェルズ、うさんくさい理論で動く戦車や巨大飛行船、大英帝国のあれやこれやを詰め込んだ、ヴィクトリアンな冒険小説もこれにて閉幕。

いやー、純粋にこういうごった煮作品は楽しいですね。

いよいよ裏で暗躍していた組織が大々的に表に現れ、ジェレミーやイグレイン達はこれらと対峙することに。大英帝国を吸血鬼たちの魔の手から護りきれるのか?

まずまずの大団円と言えるでしょう。
今度はイグレインを主人公にした冒険小説をぜひみたいものですね。「イグレイン・ホームズの帰還」とかね!

しかしこれ読むとどうしたって、キム・ニューマンの「ドラキュラ紀元」を連想しちゃいます。根っこは吸血鬼小説ですが、大英帝国を舞台にした最強のごちゃまぜ小説。「吸血鬼ドラキュラ」でもしドラキュラ側が勝っていたら、という設定で有名キャラがてんこ盛り。オリジナルの萌えキャラ・ジュヌヴィエーヴもいるしね! 見た目16歳だからロリじゃあないけど。

……しまった、完全に脱線した(汗
今度改めてドラキュラ紀元については紹介したいなあ。


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