名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ゴーストハント2  (人形の檻)

タイトル:ゴーストハント2  (人形の檻)(小説:メディアファクトリー)
作者  :おのふゆみ:小野不由美
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

実は諸事情により1巻が途中読みになってるんですが(営業車に置き忘れてきたので週明けに読む予定)、おもしろかったので我慢できず2巻を先に読み始めてしまいました。

心霊現象の調査研究所の所長、巫女さん、破戒僧、エクソシスト、霊媒、そしてそれに関わったふつーの少女。
チームワークもとれてるとは言いがたい混成のゴーストハンター達が、怪奇現象に挑む!

伝奇バトルではなく、間違いなくホラーです。
さすがに主上、過去作品のリライトですがさすがの貫禄を見せ付ける作品です。おすすめ。

2巻で相手にすることになるのは、とある洋館を襲うポルターガイスト現象。こんな設定だと普通のラノベでは間違いなくバトルものになります。しかしこのシリーズでは霊などえを祓うにしてもそう簡単にことは運びません。最大の特徴は「相手の正体がずっとわからないまま」ということでしょう。
闇を相手にしているような得体の知れなさがあって、読者も緊張しっぱなしになるのです。こういう感覚は普通のバトルものではなかなか味わえるものではなく、本質がホラーであることをいやがうえにも意識させられます。ぜひとも背筋に繰る怖さを堪能していただきたいと思います。

綾子やぼーさんなど、除霊ではいまいち活躍しきれないキャラがいい味出してるのもポイントですね。


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