ネクラ少女は黒魔法で恋をする 3 (3)
作者 :くまがいまさと:熊谷雅人
絵師 :えれっと
デザイン:?
編集 :?
紹介を書きかけてそういや発売日前だったことに気がついたので、大したことは書いてませんが一応ネタバレ対策。
ひたすら内気、でも精神世界では饒舌毒舌なネクラ少女が黒魔法を使って自分をキレイに見せようと試みたのがはじまりのこのシリーズ。今や主人公の真帆が、内気ながらも少しずつ自分を変えていこうとがんばる話になってきました。なかなか前に進めないあたりにかえって好感が持てますええ。
黒魔法に頼らない、という真帆の決意のためにあまり魔法は前面に出てこないで、学園ラブ&コメディがメインになってます。これ、実はコバルト文庫なんかでよく見る一人称形式の物語と比べてもほとんど違和感がなく、女性にもおすすめ……できると思います多分。
この作品の名台詞
「捨てたった」
わたしの家は集合団地の一角にある。長い坂を上りきった先の一軒家。それが空口家の邸宅だった。その家に住んでいる家族は四人。先ほどいきなりわたしを侮辱した妹が現在中学三年生。部活動ばかりやっていてろくに勉強をしてこなかった愚か者で、現在は部活動の推薦入試と学力による一般入試の両方を視野に入れて勉強中。この愚妹は、妹のくせにわたしよりも背が高いのが生意気だ。あと、妹のくせに彼氏がいるのも生意気だ。
両親はともに健在で、共働きをしている。無駄に仲のいい夫婦で、子どもを置いて二人だけで食事や旅行に行くことが月に数回ある。異常に仲が悪いよりかは平和なのかもしれないけれど、過ぎたるは及ばざるが如し、という言葉をぜひとも贈りたい夫婦であることは間違いない。
そんな家庭で、わたし空口真帆はすくすくと健全な黒魔法少女として育ったのだ。
「ものすごく可愛いです」
「どれくらい?」
「距離で言うと、四パーセクくらいです」
「四パーセクも? やった!」
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