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ボトルネック

タイトル:ボトルネック(小説:新潮社)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

すいません、やっと読み終えました……最近まで本が地層に埋もれてまして(汗

痛い、あまりにも痛々しい青春です。塩辛いなどという言葉ではこの読後感は表現しがたいです。
特に終盤の展開は吐血もの。いやそれぐらいグサッと来ます。

亡くなってしまった恋人を弔うために東尋坊(自殺の名所)に来ていた主人公は崖で意識を失い、転落した……と思ったところなぜか地元の金沢の街に戻っていて……。
平行世界もの、ということになるんでしょうが、なるほど平行世界の料理の仕方にもいろいろあるもんだと思いました。苦いお薬を飲んだ気分です。爽やかな読後感とは無縁ですが、でもなにがしか残るものはあることでしょう。


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