名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ファウストなう

タイトル:ファウストなう(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :とびやまゆういち:飛山裕一
絵師  :HRD
デザイン:?
編集  :?

第三回『このライトノベルがすごい!』大賞優秀賞受賞作。

無気力主人公の元に悪魔がやってきた!
うん定番ですね。実際、序盤はすごく普通。ただ途中で「!?」と意表をつかれ、さらには中盤で主人公にスイッチが入って能動的になったあたりからが本番と言えるでしょう。
美少女転校生はもう古い?

ああ、それと序文の「これはデブが金網に挟まる物語だ」はいいですね。なんだそれ、とついつい気になる。

高校に入ってから、なにごとにも無気力になった少年・平原不破人のもとに美少女悪魔がやってくる。
その悪魔・かがりは、人生に満足してもらうため、不破人の望みを叶えてやると言い……
魂取るのが目的じゃないんすねえ、なるほど。

悪魔につきまとわれる主人公は定番ですが、まさかの力士は予想外。なにがどう力士なのかは実際に読んで見てのお楽しみ。
あと、後半になって魅力的なサブキャラが出てきたり、不破人が人助けのために真剣になったところから盛り上がってきます。
女体化もあるよ!


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