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途中でいろいろあったこのシリーズもついに完結。

個人的には厳しい感想もつけたりしましたが、そもそもどうでもいい作品ならスルーしてはいそれまで。つまりはなんだかんだ言って続きは気になっていたわけで、結局完結まできっちりおつきあいすることになりなした。

なるほど、こう落としてきましたか。
物語が物語だけに、着地すべきところに着地したような気がします。
さて、以下は完結ということでネタバレありの雑感モードであれこれ。

まずは終わり方。
文乃と結ばれてエンドかな？とも思いましたが、考えてみれば物語上、巧が誰か一人だけを明確に意識してる伏線はいっさいなかったわけで、最終巻で唐突に誰か一人に決められたらそっちの方が「なんだそりゃ！」とツッコミをいれることになったでしょうから、この終わり方は物語としては正しかったのでしょう。巧の甲斐性なしっぷりはどんだけ罵倒されても仕方ないとは思うけどな！

希と千世は、親友ポジションとしてがんばりましたが、特に千世は当初のわがままぶりを考えると、成長しましたねー。胸も成長したし、かんばればBくらいいくかもしれない。気合いれて育ててほしい。

文乃の「二回死ねっ！」にそんな深い意味があったとはびっくりですよ。どこまでも裏、裏の裏を行く言動が多いなあもう。

正直、この先も巧が誰か一人に決められる気は全然しないんですが……まあ満足の行く着地でした。
作者さま、お疲れ様でした！

しかし乙女姉さんはやっぱり最強でしたね。大呉郎より強かったのか……そりゃ自分一人でどこまでもいっちゃうわけだよ、とちょっとだけ納得。

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