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僕の妹は漢字が読める2

タイトル:僕の妹は漢字が読める2(小説:HJ文庫)
作者  :かじいたかし
絵師  :皆村春樹
デザイン:?
編集  :?

オオダイラ文体の破壊力で一躍話題をかっさらった新人さんのシリーズ2巻。
(ちなみになんのことかわからない人は、公式サイトで 1巻の試し読みをチェックしてくだささい。……すごいよ?)

23世紀の日本。日常で漢字は全く使われなくなり、文化の中心は萌えとなり、総理大臣も二次元となり、「正統派文学」も今とは全く異なるものになっている……という設定のもとあれこれするんですが、2巻では21世紀の過去に飛んで、文化的なギャップがいろいろ発生することに。

さすがに1巻のようなインパクトはありませんが、1巻がすごい途中でぶったぎられてた感じだったので、この2巻までを読んでひとまとめ、というところ。
相変わらずクロハはかわいいなあ。

SF色が前回より強いかな? 文化の違いとか出てくるんで、その辺おもしろかったですが。
作中の正統派文学批判とかそれに対する反論は、今のラノベをめぐる状況に対する皮肉というかテーマ性を一見感じなくもないですが、たぶん考えたら負け。(考えるきっかけにするのはアリでしょうけれど)

話としてはこれでまとまったんですが、どうやら続くみたいですね。……どう続けるんだこれ。
キャラを立てるのが上手く、クロハは特にお気に入りですねー。定番とはいえお兄ちゃんスキー雰囲気が漂ってくるのが微笑ましい。


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 木曜, 2012/01/26 - 20:28

著:かじい たかし イラスト:皆村 春樹 「パンストが人間になるんじゃないよ。ほんもののパンストが主役だ」 パンストが総理大臣とかマジキチw 2011年11月の新刊。約3ヶ月の積み。...