名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ひと夏の経験値

タイトル:ひと夏の経験値(小説)
作者  :あきぐちぎぐる:秋口ぎぐる
絵師  :濱元隆輔
デザイン:?
編集  :?

男子校でテーブルトークRPG三昧の毎日を送っていた少年達が、ゲームがきっかけでひとりの少女と出会うという青春ストーリーです。
さて、さっそくですが実際に読んだうえで改めて紹介しましょう。

TRPG好きなら(年代的には90年代前半くらいに遊んでいるとストライクなのかな?)おすすめ。
逆にTRPGをプレイしたことがない人にはあえておすすめしません。やったことがないけど、一度は遊んでみたい!という場合は別ですが。

と、いうのは小説のほぼ半分はTRPGのリプレイでできているので、そこに興味が持てない時点で半ばアウトだからです。ただ、そういう独特な構成になっているので変わった小説ならなんでも手を出してみたい人にはいいかもしれません。
TRPGで青春を謳歌した方に送る、実に青臭い、そしてTRPGへの愛に溢れた物語です。

いやはや……なんというか実にピンポイントな小説ですええ。


この作品の名台詞

「すごくおもしろかった。こんなの初めて。お話の主人公になった気分。お姫さまになったみたいな――実際には戦士だったわけだけど。でもそんな感じ。楽しかったし、すごくうれしかった。うれしかったの」

→解説


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