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有川夕菜の抵抗値

タイトル:有川夕菜の抵抗値(小説:電撃文庫)
作者  :ときたゆい:時田唯
絵師  :りちゅ
デザイン:?
編集  :?

転校初日から周りの一切を拒絶する少女・有川夕奈。
でも実は彼女には秘密があって、感情的になると身体から電気を発し、触る人間を感電させてしまうという特殊体質だったのだ!

あー、これは実にいい青春小説ですね。一冊で綺麗にまとまってるしおすすめです。

パラライザーという特殊体質で過去に苦い体験をした夕奈が、これ以上自分も相手も傷つけたくないから頑なに周りを拒絶するその不器用さ。そんな彼女を捨て置けずつきまとって極端な挙動に出る生徒会長、夕奈にお節介を焼こうとして初日から喧嘩になったクラス委員の千春。
お互いに言うこともやることも非常に青臭い限りですが、それだけにまっすぐなやり取りをしてます。これを青春と呼ばずしてなんと呼ぶ!

やー、最初読んだ時は思わず、電気能力者=御坂美琴?と反射的に思いましたよええ。で、びりびりして周りの誰も触れない中で唯一”イマジンブレイカー”だけが電気を無効化して触れる、とかだったりしてなどと思わず夢想しましたがさすがに違った(笑)


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