名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

パラケルススの娘 8

タイトル:パラケルススの娘 8(小説:MF文庫J)
作者  :ごだいゆう:五代ゆう
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

五代ゆうの真骨頂、王道にして傑作、なファンタジー小説。

今まで謎に包まれていた<パラケルススの娘>クリスティーナについての様々なことがついに明らかに!
凄まじいまでの盛り上がりと、卑怯なまでに強烈な引きです。

なんか今回遼太郎はむちゃくちゃかっこいいんですがっ!
シャルロットに告げる台詞はあのうだつのあがらない面影など欠片も残ってません。
もともと男らしいところはあったけど、さらに今回男をあげましたね。

……で、終わっていれば綺麗なだけですんだのですが。
とうとうクリスティーナにまつわる数々の謎が紐解かれることに。

いやもうなんというか……怒濤の勢いと迫真の描写で綴られる過去に圧倒されっぱなし。
さらに驚愕の真実が明らかになって驚いているところに、ダメ押しとばかりに最後の一撃。

あんまりにも今回は語られている謎が核心に迫るものばかりなので明かせません。
未読の方はできるだけ早く読んで真実に辿り着きましょう。

いまはただただ『早く! 早く続きを!』としか言いようがない!
読んだ他の同志とはぜひこの8巻の驚愕について語り合ってみたいところですええ。


この作品の名台詞

「君は精神によって運命にあらがってきた。私はそれを知っている」
「だが、今度は、肉体と、行動によっても反抗するのだ。われわれは、われわれが他人の手によって乗せられた運命に叛逆する。君も。わたしも」

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