名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

銃姫 (7)

タイトル:銃姫 (7)(小説:MF文庫J)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :エナミカツミ
デザイン:?
編集  :?

いつまでも戦いをやめないことで神の怒りに触れ、銃を介してしか魔法を発動できなくなってしまった世界。そんな世界で運命に翻弄されながら立ち向かうる少年と少女が主人公の物語です。
大陸全土は戦争状態が続いていて、近年衝突が激化しています。そんな中での話。
魔法の設定や呪文の組み立てなどがまず魅力。全体的には・・・特に中盤以降はなかなか容赦なく重い展開なのですが、できる限り話に潤いということかふとした折にコメディパートが顔を出し、読み人の心を癒してくれます。エルウィングの歌とか。

さて、この巻では砂の積もる場末の地を舞台に、とうとう戦いがはじまるのでした・・・


この作品の名台詞

「そんな、千年の前も恨みなんて。そんなの、侵略するためのただの言いがかりにしか聞こえない」
「…それなら、何年前までの罪は許されるの!」
「え…」
「千年前の罪がなかったことになるのなら、何年前までのことだったら報復できるの? 昨日の恨みになら、報復してもいいの? 罪は、いつまで責められないといけないの。そんなこと、いったい誰が決めた!」
「で、でも、千年前なんて神話だ。誰も知らない。記述だってほとんどのこってない。証拠がない」
「じゃあ、どこからどこまでが”過去”!?」

→解説


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