名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

侵略する少女と嘘の庭

タイトル:侵略する少女と嘘の庭(小説:MF文庫J)
作者  :しみずまりこ:清水マリコ
絵師  :toi8
デザイン:?
編集  :?

嘘シリーズの魅力の一端は、おとぎ話的な感覚にあります。
この巻では比較的不思議要素は弱めになっていますが、やっぱり健在。


この作品の名台詞

「だめだよ。自分が可愛いことは、自覚しないと。可愛い子にも可愛くない子にも苦労はあるけど、可愛い子の苦労を分ってくれる人は少ないんだよ。それどころか、可愛いのに悩んだり苦しんだりするのは、贅沢だって言われるの」
「だから嘘でも、一人でも、強気になって意地悪でいないと。勝手に夢見られて勝手に幻滅したってひどい目に遭うよ」

→解説


「私、表面だけ気をつかわれて、嬉しくもないのにありがとうって言うのいや」
「わがままだな」
「そうだね。
でも、わがままにしてきらわれるほうが、我慢してきらわれないよりもいい」
「それで、誰にも好かれなくてもいいのか?」
「違うよ。好きはもっと強いよ。私が好きな人も、私を好きな人も、好きがあれば、わがままなんて、たぶん気にしない」

→解説


「とにかく、私が悪い子なのは、前からだから」
「じゃあ、お前は前からなんの理由もなく悪いやつで、これからも、なんの理由もなく悪いやつなのか?」

→解説


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