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タロットの御主人様。 5

タイトル:タロットの御主人様。 5(小説:電撃文庫)
作者  :ななえひろたか:七飯宏隆
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

もともとの設定が魔法先生ネギまを嫌でも連想するものだったんですが……

ここに来て展開が燃え方向に少しシフト。
これはもう完全にネギまだ、間違いない(爆)

バトル描写がどっちかというと「超常的なもの」同士のぶつかり合いになりがちではありますが、ネギま好きならけっこう高い確率で気に入るんじゃないでしょうか。

そもそもネギまを知らない人のために、すごく簡単に説明するとあれは萌え漫画の皮をかぶった燃え漫画です。
パンツ見えるとか、ハーレム状態とか、キスで魔法的な契約が成立するとか、そういうお約束こそあるけれど基本はネギ・スプリングフィールドという少年の心身の成長ストーリー。(3巻まで読めばわかります)

さて、一方の「タロットの御主人様。」
キスで封印。そして能力使用時もやっぱりキス。敵がいつ襲ってくるかわからんので共同生活、つまりはハーレム化。
うーんなんという分かりやすい設定なんでしょう(笑)
では萌え系統に偏っているのかと思ったら、巻を追うに従って燃え成分が少しずつ増してきました。ヘタレとしかいいようのない主人公にちょっとは見どころが出てきたのが大きいかもしれません。そうは言ってもちょっとモテすぎな気はしなくもないけどな!

そういうわけで(たぶん)第一部はクライマックスです。
落ちこぼれ宗家の跡継ぎ・秋人に代わって、タロットを収集しようとする分家最大派閥からの刺客?鬼堂真冬。その真冬にけちょんけちょんにやられていた秋人の反撃が始まります! 「ちょっとだけ」かっこよくなりました!

さてさて、ところでこのシリーズまだタロットカードは全然集まってませんが、無事22枚全てを集めるところまで書かれるんでしょうか?
ここまで来たらぜひ最後まで読んでみたいものですが……けっこう好き。 


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from 愛があるから辛口批評! on 水曜, 2008/09/03 - 22:03

タロットの御主人様。 4 (4) (電撃文庫 な 11-11) 作者: 七飯宏隆 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス 発売日: 2008/05/10 メディア: 文庫 タロットの御主人様。 5 (5) (電撃文庫 な 11-12)...