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お隣の魔法使い 永遠は三つめの願い

タイトル:お隣の魔法使い 永遠は三つめの願い(小説:GA文庫)
作者  :しのさきさみ:篠崎砂美
絵師  :尾谷おさむ
デザイン:?
編集  :?

好奇心は強いけど普通の女の子・メアリーと、お隣にある日引っ越してきた青年・ツクツクさんのちょっと不思議な日常を描いた癒し系ファンタジー。
この作品は、のんびりまったりと読むか、殺伐とした作品を読んだ後の一服の清涼剤として使うのがよいと思います。

おもしろいのは、ちょっと不思議な現象そのものはごく自然にメアリーは受け入れているのに、未だに大仰な不思議になると全く信じてないこと。あと、ツクツクさんは愛すべき変わり者として描かれているんですが、はっきりと魔法使いだと断言できるシーンが一度も出てこないのもおもしろいですね。
タイトルには魔法使いと明示されていて、実際どう見てもまっとうではないように思えるんだけど、でも魔法を使うシーンはなし。
これがシリーズに独特な味を作り出してます。
お約束として「ツクツクさん」と呼びかけると「トゥックトゥイックです」と訂正が入るお決まりの合いの手が毎度繰り返されること。これも作品の雰囲気作りに一役買ってます。
とにかく、読めばゆったりした一時を過ごすことができると思いますよ~。


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