修道女エミリー―鉄球姫エミリー第二幕
作者 :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師 :瀬之本久史
デザイン:?
編集 :?
前作の「鉄球姫エミリー」(の前半)は、死体の大量生産工場状態で、そこが敷居を高くしているかなあという印象がありましたが…
これは燃える青春ファンタジー! 特に戦場に出た事のない一人の少年が実戦を決意するまでの心情描写はすばらしかったです。
死体が減ったので、1巻読んで「死体はもういいや」と思われた方もぜひ続きを読んでみてください。
言葉遣いとかとても姫様とは思えない鉄球をブン回す少女・エミリーの物語です。
姫様のエロトークはだいぶおとなしくなりました。
これは辛い体験を乗り越えて、「多少は」落ち着きが出たという事なのでしょうか。
もっとも本質は変わってないので、相変わらずセクハラオヤジですが(笑)
戦闘中、鎧がひしゃげたりする生々しい臨場感と、深いところまで突っ込んだ心情描写が持ち味です。
ちょっと1巻がやや癖のあるので好みは分かれそうですが、これはぜひおすすめしたい作品ですね。
ぜひシリーズとしてしばらくは続いて欲しいと思いますええ。
シリーズ一覧
作品一覧
『花園のエミリー―鉄球姫エミリー第三幕』
『戦場のエミリー―鉄球姫エミリー第四幕』
『鉄球王エミリー―鉄球姫エミリー第5幕』
『神剣アオイ』
『神剣アオイ 2 幼なじみと黒猫メイド』
『獅子は働かず 聖女は赤く あいつ、真昼間から寝ておる』
『獅子は働かず 聖女は赤く 2 あいつも昔はイイ子だったのに』
『獅子は働かず 聖女は赤く 3 あいつはもう一人でも大丈夫じゃ』
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