名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

修道女エミリー―鉄球姫エミリー第二幕

タイトル:修道女エミリー―鉄球姫エミリー第二幕(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :瀬之本久史
デザイン:?
編集  :?

前作の「鉄球姫エミリー」(の前半)は、死体の大量生産工場状態で、そこが敷居を高くしているかなあという印象がありましたが…
これは燃える青春ファンタジー! 特に戦場に出た事のない一人の少年が実戦を決意するまでの心情描写はすばらしかったです。
死体が減ったので、1巻読んで「死体はもういいや」と思われた方もぜひ続きを読んでみてください。

言葉遣いとかとても姫様とは思えない鉄球をブン回す少女・エミリーの物語です。
姫様のエロトークはだいぶおとなしくなりました。
これは辛い体験を乗り越えて、「多少は」落ち着きが出たという事なのでしょうか。
もっとも本質は変わってないので、相変わらずセクハラオヤジですが(笑)
戦闘中、鎧がひしゃげたりする生々しい臨場感と、深いところまで突っ込んだ心情描写が持ち味です。
ちょっと1巻がやや癖のあるので好みは分かれそうですが、これはぜひおすすめしたい作品ですね。
ぜひシリーズとしてしばらくは続いて欲しいと思いますええ。


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/2178