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鉄球王エミリー―鉄球姫エミリー第5幕

タイトル:鉄球王エミリー―鉄球姫エミリー第5幕(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :瀬之本久史
デザイン:?
編集  :?

燃えたっ!

もう、そうとしか言いようがないですね。
傲岸不遜でエロくてとても王族とは思えない言葉遣い、そして鉄球を操る甲冑騎士でもある《鉄球姫》エミリーの戦いの記録です。
ちとなごり惜しいんですが、5巻にて完結。

ヴィルヘルミーネ率いるヴェルンスト王国軍に、搦め手や暴竜鉄騎兵による奇襲などでラゲーネン王国は満身創痍の状態。
敵より遙かに劣る兵力しかない状態で、果たして戦の天才であるヴィルヘルミーネを打ち破ることは可能なのか!?

魔力を付与した大甲冑によって腕力や機動力を強化された騎士同士によるバトルシーンは超迫力です。
遠慮無く血しぶきが飛び交いまくるのもポイントですね。なにせ出発点である1巻に始まって容赦なくメイン級のキャラでも死んでいるんで、誰かが傷ついてピンチに陥ると読んでる方のストレスも並大抵のものじゃない。
そこらのバトル系作品では到底味わえない緊張感で、あっという間に最後まで読み終えてしまいました。

結末は……各自で確かめてもらうのが一番でしょう。
あのキャラの生死はねえ……おおっと口が滑るところでした。
でも一つだけ言うなら、エミリーはやっぱかっこいいなあ。あのエロエロなくせに最後の一歩が踏み出せない部分まで含めて、エミリー最高!
いいもの読ませてもらいましたっ!


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