名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ウィザーズ・ブレイン (6〔下〕)

タイトル:ウィザーズ・ブレイン (6〔下〕)(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

非常に個性的で癖が強いアクションシーン、科学+魔法の極みである魔法士の魅力、どちらが正しいという二元論では回らない理念と理念のぶつかり合い、この辺が特徴のSFアクションです。
なお、戦闘シーンは1巻が一番読みにくく、だんだん読みやすくなっていくので世界観に魅力を覚えたのであれば、ぜひこの物語とつきあってみてください。
この巻は議論による理念の対決、そして戦闘につぐ戦闘両方が見どころです。前半の武器を交えない言葉によるぶつかり合いにぞくぞくしました。何を意図的に伏せ何を開示していくのか、そういう駆け引きが実によかった。後半の戦闘シーンの連続についてはもはや言うことはありません。存分に堪能してください。


この作品の名台詞

「こ、このバカ……
あんたってバカね! ホントにバカね! もう、救いようがないくらい大バカね!」

→解説


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/1948