名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

沙漠の国の物語―楽園の種子

タイトル:沙漠の国の物語―楽園の種子(小説:ルルル文庫)
作者  :くらぶきともえ:倉吹ともえ
絵師  :片桐郁美
デザイン:?
編集  :?

第1回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門<大賞>受賞作。
初回特装版については最後で。
おおお……これはすごく勢いのある新人さんだ。
砂漠の国で、水を求めて深く根を張りその木が根づく場所には必ず水辺が出来るという植物シムシム。
砂漠ではとてつもない価値を秘めたシムシムの種子を巡る人々の物語です。
シムシムの使者に選ばれてしまった少女・ラビサがよく動き、話し、恋と、ときには空回りや挫折も経験しながら成長していく様子が、すごく魅力的に書かれています。文章からも瑞々しさがあふれ出るようです。
これもおすすめ……って、なんかもう今月ガガガルルルだけでかなりおすすめ連発してますね(笑

なお初回特装版も同時発売。特装版は20分ドラマCD付き。
<キャスト>ラビサ:皆川純子 ジゼット:浪川大輔 カヤル:保志総一朗
以下のリンクを参照のこと。
公式サイト紹介ムービー→bk1(特装版)→amazon(特装版)


この作品の名台詞

「人の最も深い悲しみってなんだと思う」
「――俺は、会えない事だと思う」

→解説


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from Chiro-address on 月曜, 2007/07/16 - 09:59

「沙漠の国の物語―楽園の種子」
倉吹 ともえ
小学館
2007-05
勝手に評価:★★★★☆
読書期間:3日
 砂漠の聖地カヴルで天真爛漫に育った男装の少女ラビサは、“シムシムの使者”と...

from monumenta librorum on 土曜, 2007/06/30 - 15:31

小学館ライトノベル大賞のルルル文庫部門大賞受賞作。砂漠のオアシスで育った男装の少女が使者として、他の町へ旅立つ話。設定としては、非常にオーソドックスなファンタジーであ...