名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「人の最も深い悲しみってなんだと思う」
「――俺は、会えない事だと思う」


タイトル:沙漠の国の物語―楽園の種子(小説:ルルル文庫)
作者  :くらぶきともえ:倉吹ともえ
絵師  :片桐郁美
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ジゼット (252 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

厳しい砂漠の国で、貴重な水を深く根を張り自ら捜し、その根本には必ず水辺が出来るというシムシムの種子。そんなシムシムを巡る人々の物語。
これはいいファンタジーですね。一冊で綺麗にまとまっているし、山場もいっぱい。先が楽しみな新人さんです。

さてと、台詞解説。
砂漠という厳しい環境のため、ただでさえ人が短命なことに加えて、どうしようもない事情から肉親といえども別れたらそれっきりになってしまうとしたら……そういう状況が想定された上での発言です。