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姫様オーバードライヴ! プリンセスは大統領!?

タイトル:姫様オーバードライヴ! プリンセスは大統領!?(小説:コバルト文庫)
作者  :くらよはる:倉世春
絵師  :常盤永
デザイン:?
編集  :?

偉大な女王の後釜として16歳で女王になったばかりの少女・マリア。ちょっとした失言が原因で、王国なのに大統領選挙をすることになってしまいさあ大変……というお話。

んー、話に一定のリアリティを求める人には向いてませんねこれ。王国でいきなり大統領選っていう大前提が相当おかしい上に、代表者を決める予備選挙で裏ギルドの代表者を立てるとかもう「おいおいおい! それはないだろ!」というツッコミどころ満載です。ただし、そういったリアリティさえ気にしなければ、女王のマリアの活発な言動や、護衛士のリジーの振り回されっぷりなど見てて大変微笑ましく、楽しく読むことが出来ました。
細かいことは気にしない、明るい話を読みたいんだーという人向け。これは続きが出るかな? なお「姫様オーバードライヴ!」というタイトルは若年層以外なら高い確率で某作品を連想するはずですが、あとがきによるとたまたまみたいなので、特に内容に関連はありませぬ。


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