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なつき☆フルスイング!―ケツバット女、笑う夏希。

タイトル:なつき☆フルスイング!―ケツバット女、笑う夏希。(小説:電撃文庫)
作者  :きどひでと:樹戸英斗
絵師  :ほんだありま
デザイン:?
編集  :?

たぶん、世の電撃新人ハンターはまずまっさきに大賞の「ミミズクと夜の王」を読んでいるんでしょうが、私にとって真っ先に読むべきはこれ以外ありえない!とついさっき読了。
私含めてバカ小説だと思ってた人は、その認識を改めましょう。
これ以上ないくらいに、真っ当ですばらしい青春小説でした。

できれば以下の紹介文など読まず、まずは読んでみてください。掛け値無しにいい話だったなあ……

受賞時のタイトルが「ケツバット女、笑う夏希」で、さすがに発売タイトルは変更されたもののサブタイトルにその名残があるわけですが、タイトルに騙されないように。そもそもバットにしてからがただ奇をてらっただけのものでなかく、本編に深く関わる舞台装置としての役割を果たしています。

甲子園を狙えるかもと思われていた野球少年・智紀は、肩を壊してしまって以来くすぶった毎日を過ごしています。ある日、その彼の目の前に現われた女・夏希。智紀は夢魔にとり憑つかれていて、追い出す手段はバットで宿主をぶんなぐることというのだが?
夢やぶれた過去、思い出したくない過去、そんな過去を引きずって毎日を送っている人間に幸せな幻覚を見せる夢魔。でも、いつかは現実と向き合わないといけないのです。これはそういうお話です。
大賞はほっといてもみんな読むだろうから、この作品は積極的に布教していこうと思います。おすすめ。


この作品の名台詞

『一歩でも二歩でもいい。踏み出した先には、きっと違う光景が広がっている』

→解説


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from monumenta librorum on 土曜, 2007/03/03 - 20:18

電撃小説大賞の銀賞受賞作。肩を壊して野球部を辞めて燻っていた高校生の所に、夢魔が憑いていると言って、金属バットを振り回す女が現れ、一緒に夢魔を退治することになる話。連...

from いつも感想中 on 月曜, 2007/02/12 - 17:24

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from ラノベ神髄 on 日曜, 2007/02/11 - 23:34

投手として将来を嘱望されながらも遠投の練習中に肩を壊してしまい、直りの見込みも無く、絶望感に苛まれていた智紀。
でも最近はリハビリの調子も良く、気軽に参加してみた草野球...